活動記録

モルディブと温暖化防止で合意

環境省が提案する「二国間クレジット制度」を日本とモルディブとの間で始めることで、両国が合意し、私とモルディブのマリアム・シャキーラ環境エネルギー相とで合意文書に署名しました。

二国間クレジット制度では、日本が温暖化防止に関する技術を相手に提供します。その結果、相手国において温室効果ガスの排出が削減されれば、その分を日本の貢献分として認めてもらうのです。今回の合意はモンゴル、バングラデシュ、エチオピア、ケニアに続く五カ国目で、モルディブでは、海洋深層水をくみ上げて冷房に活用するなど、すでに具体的な調査や検討が始まっています。

マリアム・シャキーラ環境エネルギー相と

マリアム・シャキーラ環境エネルギー相と

合意文書に署名

合意文書に署名

慶良間諸島

12年ぶりに慶良間諸島、座間味村と渡嘉敷村を訪れました。
当時はまるで焼け野原のようだったサンゴ礁は、着実に再生していました。地元の皆さんの、美しい海を守ろうとの強い決意には頭が下がります。

慶良間諸島は美しい海と、自然を持ち、様々なサンゴが生息し、沖縄のサンゴの生まれ故郷とも言われています。そのため、環境省では慶良間諸島を新たな海の国立公園に指定するための検討を始めています。久しぶりに訪れた慶良間の海は、国立公園となるに十分な環境を備えていました。中央環境審議会での審議を経て、来年早々にも慶良間を新たな国立公園としたい、そう願っています。

座間味島を歩く

座間味島を歩く

座間味島から眺める海

座間味島から眺める海

座間味で出迎えて頂きました

座間味で出迎えて頂きました

渡嘉敷村役場前で皆さんと

渡嘉敷村役場前で皆さんと

太鼓の出迎えも

太鼓の出迎えも

渡嘉敷島から眺める海

渡嘉敷島から眺める海

サンゴ再生プロジェクト

サンゴは、海水温度の上昇や、オニヒトデの大量発生、水質汚濁などによって、大きな被害を受けています。

沖縄県恩納村で、そんなサンゴの回復や保護のために活動しているのが「チーム美ら(ちゅら)サンゴ」。2004年から、養殖したサンゴの苗を、ボランティアのダイバーの手で海底に植えています。その養殖の現場を見せて頂きました。五島列島でも、今まではいなかったオニヒトデが発生し、サンゴを荒らしている状況と、その駆除に立ちあがった地元ダイバーの活動を見てきました。

人が環境を変えたことで、サンゴが危機に瀕しています。だからこそ、サンゴの再生は人の手によって行わなければなりません。長い時間をかけ、ようやく再生しつつあるサンゴに、その努力の重さを感じました。

養殖の現場

養殖の現場

サンゴを手に

サンゴを手に

「チーム美ら(ちゅら)サンゴ」の皆様と

「チーム美ら(ちゅら)サンゴ」の皆様と

斎場御嶽(せいふぁうたき)

斎場御嶽(せいふぁうたき)は、2000年に国内で11番目の世界遺産に指定されました。
御嶽(うたき)とは、「聖地」のことで、斎場御嶽は琉球発祥の地とも言われる、琉球王国最高の聖地です。最も奥まった拝所である三庫理(さんぐーい)。巨大な岩が形作る三角形の空間を抜けると、東の海の彼方に、神の島「久高島」を望むことができます。
あの島影から朝日の上る様を想像し、自然と頭の下がる思いでした。

岩が形作る三角形

岩が形作る三角形

最も奥まった拝所

最も奥まった拝所

皆様と記念写真

皆様と記念写真

漫湖水鳥・湿地センター

那覇から車で15分。漫湖水鳥・湿地センターに伺いました。

貴重な生態系を残す湿地として、漫湖は1999年に国内で11番目のラムサール条約湿地になりました。センターのすぐ裏から、木道がマングローブ林を抜けています。センターの運営にボランティアとして協力してくれている鏡原中学のエコクラブの皆さんと、木道から湿地の生物を観察しました。

日常生活の中に、自然や環境が無理なく溶け込んでいる。センターがそんな中学生の皆さんの拠点となってほしいと願います。

木道を歩く

木道を歩く

センター前にて

センター前にて

エコクラブの皆さんと

エコクラブの皆さんと