6月は環境月間です。環境保全への理解と関心を高めていただくためのイベントとして、環境省が主催してエコライフフェアを代々木公園で開催しました。
会場では様々な技術やアイディアが展示されていました。シミュレーターによるエコドライブを体験することができたり、風鈴に絵や文字を書き込む体験を通して音で涼しさを実感してみたり、楽しみながらエコライフを実践できるアイディアの豊富さに驚きました。
また、同じ会場でタレントのつるの剛士さんとの公開収録を行いました。つるのさんとは偶然にも同じ湘南の海でサーフィンを楽しんでいることが分かり、すっかり話が盛り上がりました。
わずかな変化が積み重なることで気候は変わります。だからこそ、地球温暖化を防ぐために、皆さんも小さなことから、取り組んで頂きたいと思います。
Monthly Archives: 5月 2013
地球温暖化防止とサンゴ礁保全に関する国際会議 開催
6月29、30日に、沖縄の科学技術大学院大学で、「地球温暖化防止とサンゴ礁保全に関する国際会議」を開催いたします。
沖縄や島しょ国は、地球温暖化の影響が顕著に現れるところで、特有の取り組みが必要です。たとえば、観光資源である美しいサンゴ礁は自然の防波堤の役割をはたしていますが、海水温上昇により白化現象など深刻な影響を受けています。海面上昇により国土が消滅する危険にさらされている島もあります。一方、再生エネルギーとしての海洋の大きな可能性や、豊かな自然を活かした観光など、島しょの経済のあり方についても検討が必要です。島という形態に着目して、地球温暖化の影響を考え、環境と共生した理想的な姿を検討し世界に発信します。
この会議の素敵なポスターは沖縄在住の名嘉睦稔先生の版画です。沖縄科学技術大学院大学から15キロほどの場所にある部瀬名岬の豊かなサンゴの海の恵みを描いたものと聞いています。両日とも一般公開で行われますので、沖縄の方々を始め多くの方々のご参加をお待ちしております。
スーパークールビズキックオフイベント
環境省主催のスーパークールビズ2013 キックオフ・イベントを東京・六本木ヒルズで開催しました。今年のベストクールビズ大賞は、女優の米倉涼子さんと俳優の丸山智己さんが受賞されました。
今年は、女性にも皆さんにも「スーパークールビズ」を楽しんでいただこう、がテーマです。ファッションショーでは、涼しく夏を過ごせる新しいクールビズスタイルが提案されました。FBをご覧いただいている女性の皆さん。皆さんも女性ならではの感性で、暑い夏を乗り切るスタイルをぜひご提案下さい。スーパークールビズで、地球温暖化を食い止めましょう!
イギリスエドワード大使と会談
5月30日、イギリスのエドワード・デイビーエネルギー・気候変動大臣と会談しました。イギリスは地球温暖化対策で、EUをリードする国の1つです。CO2の削減目標については、短期的な目標にとらわれず、長期的な視点が重要だと、デイビー大臣とお話ししました。
イギリスでは、ヒートポンプなど、日本の先進的な環境技術を積極的に利用しているそうです。引き続き両国で情報を交換し、お互いに優れた技術を交換して、地球規模で環境問題を解決していきたいと思います。
ステファン・ラウルス・ステファンソン駐日アイスランド大使
ステファン・ラウルス・ステファンソン駐日アイスランド大使と対談しました。日本同様多くの火山が存在するアイスランドは豊富な地熱を電力に利用しており、主要エネルギーの大半を地熱でまかなっています。CO2の排出が少なく環境に優しい地熱発電ですが、日本では地熱資源のある場所が国立公園の内部などに多く、これまでは掘ろうとしても規制が厳しいというご批判を頂いていました。環境省はそのような声に応えて、再生可能エネルギーの一層の普及のために、自然環境への影響を最小限にとどめるなどの条件付きで、昨年3月に規制緩和をしました。
アイスランドの地熱発電のためのタービン発電機には日本のメーカーのものが多くつかわれています。両国で知恵と経験を交換、協力しながら、地域との共生を大切に、地熱発電を推進していきたいと思います。
かりゆし
沖縄県の仲井眞弘多知事と2013年ミス沖縄の山田美南海さんからかりゆしをいただきました。かりゆしは沖縄でつくられるアロハシャツに似たシャツ。沖縄では、夏の正装として広く着用されています。お洒落な上に、涼しく、環境省が進めるスーパークールビズにぴったりです。沖縄だけでなく、日本全国で多くの方に着ていただき、楽しみながら節電が進めばと、期待しています。ちなみに、かりゆしとは沖縄方言で「めでたい」という意味だそうです。ご存知でしたか?
近未来政治研究会
私が会長を務める政策集団「近未来政治研究会」のパーティーが都内で開かれました。政策集団とは、かつてのいわゆる派閥と異なり、純粋に政策の勉強会を目的として議員が結成する集団のことです。当日は安倍首相をはじめ1500人もの国会議員、支持者の方々にご出席いただき、多くのご挨拶を賜り、私たちにかけらている大きな期待を実感し、身の引き締まる思いがしました。
来る都議会議員選挙、参議院議員選挙では、国民の皆さまのご支持をしっかりと受け止め、「近い未来に」、日本を再生しなければいけない、との決意を仲間と再確認する一日となりました。
三陸復興国立公園指定記念式典
3月26日にホームページにてお知らせした三陸復興国立公園の除幕式、記念式典が青森・八戸で行われました。
翌日には、「みちのく潮風トレイル」を実際に歩いてみました。潮風トレイルは、全長約700キロにおよぶ遊歩道で、今回開通したのはそのごく一部です。ウミネコの大群生地である樺島をスタートし、葦毛崎から変化に富んだ三陸の海岸線を経て、かつて沢山の馬が放牧されていた種差の天然芝生地まで歩きました。道中ゴミが全く落ちていないことには驚きました。ボランディアの皆さんの活動の賜物だと思います。
今後は、インフォメーションセンターなどを整備していく予定ですが、大切な自然や景観を損なわないためにも、地元の木材などを積極的に使っていくなどの工夫をしていくことが必要です。 大変気持ちの良い公園ですので、皆さんも是非訪れてみてください。
日本原燃株式会社視察
青森県六ヶ所村にある日本原燃株式会社を視察しました。低レベル放射性廃棄物埋設などをご案内いただき、埋設方法や安全管理について大変参考になるお話を聞きました。環境省では、環境への放射性物資の影響を厳しく調査しています。安全な環境を目指し、日々の研究や調査を積み上げ国民が安心して暮らせる環境を作り上げていきたいと思います。
第二回東アジア低炭素成長パートナーシップ対話
東アジア首脳会議に参加する18カ国の閣僚級が地球温暖化対策を話し合う第二回「東アジア低炭素成長パートナーシップ対話」が5月18日、昨年に引き続き都内で開催されました。今回は温室効果ガスの排出を抑えつつ経済成長する「低炭素成長」を実現する上での「技術」に焦点をあてて活発な議論が行われました。
キーワードは「二国間オフセット・クレジット」制度。途上国に、日本から太陽光発電や次世代型路面電車などの環境にやさしい技術を提供し、その結果途上国で削減できた二酸化炭素(CO2)を、日本の削減量にプラスするものです。 この制度を活用して、途上国が一気に低炭素社会に移行できるよう後押しします。来年度には具体的な都市を選定し、支援します。当初の支援額は100億円を想定しています。世界最大の温室効果ガス排出地域である東アジア地域において、これからも日本主導で低炭素成長の実現に向けた地域協力のための政策対話を続けていきます。