国立近現代建築資料館のオープニング・セレモニーに参加しました。その後、名誉館長の安藤忠雄さんとともに、開館記念特別展示「建築資料に見る東京オリンピック」を拝見しました。1964年の東京オリンピックのために建設された国立代々木競技場は、暖房や音響面から限りなく小さく、同時に、軽快で開放的な空間を生み出す、という相反する要求の下、設計されました。世界的にも斬新な吊り屋根構造は、こうした要求を満たしつつ、見事に日本の伝統美さえ表現しています。また、今回のコンクールで最優秀賞に選出された新国立競技場のデザイン案は、構造と内部の空間がダイナミックに調和した、斬新なデザインです。この新旧二つの競技場を拝見し、時代を超えて生きる、建築という文化を感じました。この新国立競技場で、世界中のアスリートが躍動する姿を見たい。子供たちに見せたい。そのために頑張ります!