6月29、30日に、沖縄の科学技術大学院大学で、「地球温暖化防止とサンゴ礁保全に関する国際会議」を開催いたします。
沖縄や島しょ国は、地球温暖化の影響が顕著に現れるところで、特有の取り組みが必要です。たとえば、観光資源である美しいサンゴ礁は自然の防波堤の役割をはたしていますが、海水温上昇により白化現象など深刻な影響を受けています。海面上昇により国土が消滅する危険にさらされている島もあります。一方、再生エネルギーとしての海洋の大きな可能性や、豊かな自然を活かした観光など、島しょの経済のあり方についても検討が必要です。島という形態に着目して、地球温暖化の影響を考え、環境と共生した理想的な姿を検討し世界に発信します。
この会議の素敵なポスターは沖縄在住の名嘉睦稔先生の版画です。沖縄科学技術大学院大学から15キロほどの場所にある部瀬名岬の豊かなサンゴの海の恵みを描いたものと聞いています。両日とも一般公開で行われますので、沖縄の方々を始め多くの方々のご参加をお待ちしております。