1年ぶりに福島県大熊町を訪問しました。大熊町の大川原地区はいまだに居住が制限されているのですが、そこに今年6月、東京電力の福島給食センターがオープンしました。復興の拠点とすべく先行的に除染を行った成果です。オープン以来、ここから福島第一原発で働く作業員の皆さんに毎日3000食の温かい食事を届けています。働く女性たちもとにかく元気で、作業員の皆さんの士気も高まっています。除染の結果、福島第一原発からわずか9kmのところで、普通に働ける環境がととのったことには大きな意義があります。これを見て地元に戻りたいという方も出てきました。また給食センターの周りでは、企業や住宅の建設計画が次々に具体化しています。大川原地区はまさに復興の拠点となりつつあります。
また、大川原地区の隣りの下野上地区でも除染が始まりました。線量の高い帰宅困難地域での初の本格除染となります。1年前、環境大臣として約束したことをようやく実現できました。除染後の線量は生活しても問題ない水準まで下がることを現地で確認しました。渡辺町長や地元選出の吉田県議会議員とも協力の上、引き続きしっかりと除染作業を進め、復興の拠点を広げていきます。
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