5月後半

5月後半は、島サミットの開催、そしてEUの大統領とも言われる、トゥスク欧州理事会議長の来日などの外交案件がありました。また、その外交を支えてきた空の窓口、羽田空港ターミナルビル開館60年記念式典が開催されました。

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5月22日、23日には、第7回太平洋・島サミットが福島県いわき市で開催されました。
前日の21日には東京にて、島サミット共同議長国パラオのレメンゲサウ大統領をはじめ、太平洋島嶼国14カ国の首脳をお招きし、日本・太平洋島嶼国友好議員連盟主催で訪日歓迎の昼食会を開催しました。島嶼国を代表してレメンゲサウ大統領から、最近のサイクロン被害への支援も含め、日本からの様々な支援に感謝するとおっしゃって頂きました。気候変動は海面上昇にもつながり、太平洋島嶼諸国にとって切実な問題。今年パリで開催されるCOP21に向けて、日本とも協力体制を整えていきたいとのことでした。また、レメンゲサウ大統領からは、先の天皇皇后両陛下のパラオ御来訪に関して、パラオ国民は大きな誇りと喜びを感じているとのお言葉を頂きました。

トゥスク議長_128日にはドナルド・トゥスク欧州理事会議長(写真中央)が来日されました。国際的にEUを代表し、EUの「大統領」とも言われる方です。
EUでは、欧州議会と欧州理事会とが二院制のような形で存在します。欧州議会は直接選挙によって選出されます。一方欧州理事会は、EU各国の国家元首または政府の長と、欧州理事会議長、欧州委員会委員長で構成されます。国の枠にとらわれない議論が行われがちな欧州議会に対し、欧州理事会は各国首脳が集まるため、各国の事情を下に調整が行われることが特徴です。その理事会を管理・運営するのがトゥスク議長。大変重要な役割です。日本・EU友好議連のメンバーとトゥスク議長で日本とEUの協力関係について意見交換をしました。

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最後に日本の空の玄関、羽田空港ターミナルビル開館60周年記念式典をご紹介します。
戦後日本の発展と共に拡張・整備されてきた羽田ターミナル。今年の5月20日で、開館60年を迎えました。私が国土交通大臣の時には滑走路を増設し、第二ターミナルのオープンにも立ち会ったことを思い出します。実は、第二ターミナルには、私が描いた星が光っています。第二ターミナルの天井画「銀河(GALAXY)」は日本画家の千住博さんが描かれたのですが、彼と私は学生時代からの友人で、そのご縁で私も天井に星を加えさせて頂きました。天井の星と同じように、私も羽田空港をいつまでも見守っていきたいと思います。
昨年は訪日外国人は1300万人を超えました。今後も訪日客はどんどん増え続けます。羽田ターミナルが、日本の玄関として、そしてハブ空港として、今後も日本と共に発展し続けることを期待しています!
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