総選挙も終わり、年末を迎えると、予算や税制の審議が本格化する。
国会での議論が大切なことは言うまでもないが、国会に提出する前に、様々な方々から幅広く意見を伺い、それをもとに徹底的に党内で論議を尽くし、期限までに決定し、成案を得るのがわが自民党の伝統。このプロセスを通じ政治家、一人一人の視野が広がり、政策の立案能力が鍛えられる。党内に設けられた部会、調査会、また様々な議員連盟など、議論の場は多い。
特に力が入るのは、私が初当選以来専門としてきた税制調査会。誰でも、税金は安い方が良い。しかし、それでは国は運営できない。誰もが納得できるような、公平・簡素・簡素な税制は国家の礎と信じている。
議長として初となる党外交戦略調査会。
国際社会を無視した暴挙を繰り返す北朝鮮は言うに及ばず、我が国を取り巻く安全保障環境は、戦後、最も厳しい状況にあるといっても過言ではない。
議長として、厳しい状況に毅然として、かつ戦略的に対処していくために、外交力の強化を政府に求めていく。
自民党の住宅土地・都市政策調査会。
自民党の政策立案の機関である政務調査会は、専門的な分野の法案を審議する部会と、それよりも幅広く、いくつかの分野にまたがった政策を協議する調査会によって構成されている。住宅土地・都市政策調査会はその名の通り、住宅や土地、都市政策についての調査会。今日は今年度の税制改正についての議論を交わした。
ちなみに、昼食は自民党名物のカレー。名物に旨い物なし、と良く言うが、自民党のカレーはなかなかいけますよ!
信託税制勉強会。
政界を引退された金子一義先生から会長を引き継ぎ、今回から私が会長を務めることとなった。勉強会には私が財政部会長を務めていた平成6年から参加しているので、もう20年以上の歴史がある。最近では教育資金贈与信託など、少子化対策にも資する新たな商品も誕生した。教育資金贈与信託の残高は1兆3千億円に達している。
人生100年の時代。子や孫の世代にしっかりと次の時代を託していくために、信託には様々な役割が期待されている。
国立公園レンジャー振興議員連盟。
レンジャーの皆さんとは、環境大臣を務めてからのお付き合い。日本全国の国立公園で自然を守るために、日夜奮闘しているレンジャーの皆さんを応援しようと始めたのが、この議員連盟だ。今日も初々しい新入レンジャーの皆さんが、顔をそろえた。自然は一度壊せば取り返しがつかない。しかし、多くのお客様に国立公園を訪れて頂き、自然の素晴らしさを知ってもらうこともまた大切なこと。
自然保護と国立公園の活用。現場でそのはざまに立つ皆さんの双肩に、日本の国立公園の未来がかかっている。がんばれレンジャーの皆さん!
海上保安議員連盟。
「海猿」で一躍有名になった海上保安庁。東アジアの緊張が高まる中、四方を海に囲まれた我が国の安全を、最前線で守っている。議連会長として海上保安庁の体制の強化、装備の充実、人材の育成などを応援していくことで、彼らの労苦に少しでも報いていきたい。
都市農業研究会。
都市における農地は、長きにわたり「一日も早く宅地化すべきもの」だった。それが20年近い我々の地道な活動により、ようやく、都市に暮らす人々にとって「なくてはならないもの」へと方針転換できた。次のステップとして、現在、農地を貸すことで、都民農園など、多様な利用を図る法案を準備した。
先の総選挙により、年内の成立は困難となったが、次期国会での確実な成立に向けて、メンバー全員、一致結束していくことを確認した。