第203臨時国会が召集されました。今回も新型コロナ感染拡大防止のため、両院議員総会はテレビ中継、開会式も各派の指定議員のみ参列となりました。
午後の本会議では、菅義偉総理が所信を表明されました。元環境大臣である私としては、2050年カーボンニュートラルを宣言されたことが心に残りました。「カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素(CO2)を排出する量と吸収する量とを等しくすることです。日本を「地球の二酸化炭素を増やさない国」にするともいえるでしょうか。私自身もこれまで何度も申し上げてきたことですが、環境問題への対処は、経済成長を制約するものではなく、むしろ日本の成長の種と捉えるべきです。
すぐれた環境技術で世界をリードする。それが日本の目指すべき道なのです。