新年あけましておめでとうございます。
私は平成二年に初当選させていただき、政治の道に第一歩を踏み出しました。そして、令和という新しい時代の訪れとともに、本年、議員生活三十年を迎えさせていただきます。
この間、行革大臣、国交大臣、環境大臣、経済再生大臣、また党幹事長、政調会長と様々な立場で働いてこられましたのも、私をしっかりとお支え頂いた皆さんのお陰です。本当にありがとうございます。
日本はかつてない少子高齢化の時代に突入しています。まもなく、東京などの都市部でも人口が減り始めます。そんな困難な時代に日本が目指すべき国家像とは、躍動する経済で手厚い福祉を支える「元気な福祉国家」だと私は考えています。では、人口の減少する中で、経済を活性化するにはどうするか。日本の誇る最新の技術力です。
人工知能(AI)や、進化したインターネットを駆使して(IoT)、コンピュータでもできる単純作業は機械に任せる。そして人間は、創造性や革新性の必要な仕事に集中する。それが、新しい日本の将来像です。私たちはそのような社会をソサエティ5・0と名付けました。狩猟社会、農耕社会、工業社会で、情報社会に続く第五の社会であり、IT革命により、インターネットと携帯電話が普及し、全てが情報化、データ化される時代です。新たな技術で日本を元気に、幸せにするために働いてまいります。
さて、本年2020年は、庚子(かのえ・ね)の年です。「庚」は物事が改まる、という意味を、「子」は新たな生命の始まりを示します。ですから庚子の年はこれまでの歩みを改め、転身して新たなスタートを切ると成功する年なのだそうです。私も、30年という節目を迎え、新たな気概をもって政治に取り組んでまいります。今後ともよろしくご指導をお願いいたします。