新年あけましておめでとうございます
皆様には健やかに2019年の正月をお迎えのこととお喜び申し上げます。
今年は天皇陛下の退位にともなう儀式のほか、ラグビーW杯をはじめ、アフリカ開発会議、G20サミットなど、我が国で多くの国際的なイベントが開かれます。来年はいよいよ東京オリンピック・パラリンピック、更には2025大阪万博も決定し、日本の勢いは加速しています。
そんな盛りだくさんの年、もう一つのポイントは消費税です。消費税は年金・医療・介護・少子化対策だけに使える税で、少子高齢化の日本には必要不可欠な税と言えます。しかし、本年10月の消費税引き上げが好調な景気にダメージを与えるようなことがあってはなりません。そのため、私が副会長を務める税制調査会では、昨年、日本の消費の核である自動車・住宅の減税策を決定しました。予算によるポイントや給付金と併せ、消費税引き上げ後の方がむしろお買い得とすることで、消費税引き上げ前の駆け込み需要や、その反動減による景気の冷え込みを抑制できると期待しています。
さて、恒例になりました今年の私の目標の四文字熟語ですが、今年は『遠慮近憂 (えんりょ きんゆう)』とさせていただきました。論語の言葉で、遠い将来を見通したビジョンがなければ、必ず近い将来に心配が生じるという意味だそうです。政治家として最も大切なのは、将来のビジョンをもって事に当たることです。目先の結果に一喜一憂せず、子供たちの時代を考えた政治を行っていきたいと思います。
本年、平成31年は、己亥(つちのと・い)の年。「己」はエネルギーが充実してあふれんばかりの状態を示す字です。これに対して「亥」は固い種の中にエネルギーを貯めている状態を表す字です。また己は土、亥は水の性質を持っていますが、土と水は互いに反する関係と言われます。ですから己亥(つちのと・い)の年はバランスをとるのが難しい年を言われています。しかし、迷わず信じる道を継続すれば、大きな成果が望める年とも言われます。
何事も『継続は力』。ライフワークとして続けてきた金融・税制、国土交通、環境、外交などの分野で、これまでの経験をもとに、さらに研鑽を積み、日本のために働いていきたいと思います。皆様の引き続いてのご指導を宜しくお願い致します