新年のご挨拶

新年、あけましておめでとうございます。昨年、2017年には、大変厳しい逆風の中、皆さんのご支援のお陰で10度目の国政の壇上へと送って頂きました。本当にありがとうございました。

選挙を通じ、私は「日本を守る! 地域につくす」ことをお約束しました。政治には、日本の将来を考える大きなビジョンを持つこと、地域の問題に丁寧に向き合うこと。その両方が必要だと考えるからです。身近な問題でお困りの時には、いつでもご相談ください。そして、日本がどうあるべきか、一緒に考えてください。皆さんとともに、日本の将来のため、子供たちの世代のために、今年も全力で働いてまいります。

私は、現在、党の外交戦略会議の議長を務めています。この役をお引き受けしたのは、我が国にとって、外交がいかに大切か、経済再生大臣として、TPPの交渉の際に改めて実感したからです。いま世界の国で、ポピュリズムが蔓延しています。ポピュリズムとは、政治家が自分の信念を持たず、常に多数の意見に迎合してしまうことです。その結果、多くの国で、「自分の国さえ良ければそれで良い」。そんなわがままな考えが、まかり通っています。

我が国は、優秀な人材と、高い技術力を背景に、自由な貿易の下で繁栄してきました。現在の様に、自分の国の事しか考えない政治が広まれば、保護主義が強まり、自由な貿易は衰退します。そんな国際社会の中では、日本が繁栄していくことはできません。今こそ戦略的な外交を強化し、自由な貿易、民主主義、法律による統治といった、我が国と同じ価値観を持つ国を、増やしていかねばなりません。そのために私は、外交戦略会議の議長として、日本外交を土台から強化するプランをまとめ、実行していきたいと考えています。

さて本年、平成30年は、戊戌(つちのえ・いぬ)の年。どちらも「土」、すなわち変化の性質を持つ、戊と戌が重なった比和(ひわ)の年です。比和の年には、もとの性質の勢いが増すと言われますから、今年は激しい変化の年となりそうです。日本の経済は、ようやく長いデフレのトンネルを抜け出そうとしています。その良い勢いをさらに加速し、2020年東京オリンピック・パラリンピックに向けて、日本経済が更に力強く羽ばたいていく。本年をそんな明るく、力強い「変化」の年にする様、引き続き全力で、活動を続けて参ります。

昨年の皆様の温かいご支援に、改めて御礼を申し上げるとともに、本年も皆様のために全力で働いていくことをお誓い申し上げ、私からの新年のご挨拶といたします。