朝日小学生新聞(2014年1月1日)

日本の環境を守り、問題に取り組む国の仕事をしているのが環境省のみなさまです!さかなクンは、環境のこと、ESDのことについて、環境省のトップ石原伸晃大臣とお話しさせていただきました!

大臣室_1さかなクン 環境に関することといえば、去年はCOP19という会議がすギョク記憶に残っていますが、どんな会議だったんでしょうか?
石原大臣 さかなクンにもすごく関係のあることですが、動物とか植物とか、すべての生き物がこれからもずっと生きていくために、地球の温暖化を止めなければなりません。そのために世界の200近くの国々が集まって話し合う会議でした。その結果、2015年3月までに目標を出そうというところまでこぎつけました。
地球温暖化は私たちの身の回りのいろいろな環境問題の原因になります。さかなクンは日本各地に出かけて、海にももぐるんですよね。どんな変化を感じますか?
さかなクン たとえばここ数年、東京湾周辺でもいままで海藻がしげっていたようなところで、サンゴや南の海のカラフルなお魚をよく目にするようになりました。
石原大臣 そうですか!川や湖などはどうですか?
さかなクン たとえば関東を流れる多摩川では温暖化の影響や生活排水などで水温が上がり、アユの産卵期に異変が起きているようです。ふつうアユは秋に卵を産み、稚魚が冬の間を海で過ごして、春に再び川にのぼってきます。でも川の水温はなかなか下がらないと、冬に卵を産むようになり、生まれた赤ちゃんが海で十分育たないうちに川にもどるため、サイズが小さくなってしまうのだそうです。幸い多摩川は水質が改善され、以前よりアユの数は増えていますが、しっかり育てないのが心配です。
石原大臣 私たちが普段目にすることのできない水の中でも異変が起きているのですね。

さかなクン 11月には「ESDに関するユネスコ会議」が開かれますね。
石原大臣 そうです。これは当時の小泉純一郎首相が国連に提言して始まったESDの10年をしめくくる大事な会議です。今でこそ環境教育というものが定着しつつありますが、私が子どものころ、環境教育はあまりなかったと思います。でも、環境教育は家庭のしつけの中にありました。ごみは外に捨てちゃいけない。むだな明かりは消す。寒くてもがまんして、ヘチマのタワシで乾布摩擦をしてひりひりしたのを思い出します。
地球環境を守るために何ができるかをいきなり考えることは難しいです。まずは身近なところから考えることが大切です。
たとえばお風呂のお湯をくみおいて、洗濯などに使った後、温度をさましてから捨てることなどはすぐできそうですね。
さかなクン はい!それと、みなさまがもっともっと自然の中に出かけることもいいと思います。いけないことをして、おじいちゃんたちにしかられるかもしれません。でも自然の美しさや楽しさを知り、こわしたくないという気持ちを育んでいただきたいです。

握手_1石原大臣 子どもたちにもって自然にふれたり、環境について考えたりしてほしいですね。「ESDキッズフェス」は、そういう子どもたちの努力を紹介するイベントなんですよ。2月22日に全国の小中学生が集まって、活動を発表します。さかなクンも先生をやってくださるんですよね。
さかなクン ギョギョっとがんばります!
石原大臣 私も子どもたちにはどんどん外に出かけてもらいたいと思います。自然を観察する経験がないと、いま魚や植物の種がどんどん絶滅しているということなどが分からないと思うからです。環境省ではESDの取り組みを通じて、そういう機会を作っていこうと思っています。応援よろしくお願いします。