スポーツニッポン(2015年9月9日)

スポニチ3_1国民の生活に欠かせない軽自動車の中でも、深く愛されているものが「軽トラ」だろう。
2005年に岩手県雫石町で「しずくいし軽トラック市」が行われた。商工会主催で商店街や地域の活性化を目的として開催。約100台の「軽トラ」の荷台をそのまま店舗にして、地域の野菜、果物、海産物、工芸品などを販売した。これが爆発的な人気となり、今では地域グルメなどの出店を含め全国で「軽トラ市」が行われるようになっている。そんな「軽トラ」は農業や引っ越し、配送、店舗以外にも、さまざまな場面で生活の役に立っている。例えば、多様化する趣味にも幅広く対応。目を引く例として、石原伸晃(のぶてる)衆議院議員(58)が趣味のサーフィンに出かける際に活用していると聞いて取材した。
元東京都知事の石原慎太郎氏(82)を父に持ち、慶大卒、少林寺拳法3段というスポーツマン。小型船舶1級免許も取得しており「生まれた時から親しんでいる」という神奈川・鐙摺(あぶすり)葉山港にダイハツ工業「HIJET TRUCK(ハイゼットトラック)」を駆ってさっそうと登場した。
メタリックブルーが鮮やかなボディー。サーフボードを乗せた荷台にはフックが数多く装備されており、固定する際に便利だ。もちろん、石原議員の休日の楽しみは、昨年9月に購入したという愛車にボードを乗せ「スタンド式」のサーフィンを楽しむこと。ウエットスーツ姿になって海に入り、1時間ほどボードの上に立つ。バランスを取ることは難しく、全身運動になることから「この1年間で体重が6キロ落ちたよ」と笑う。公務の間に楽しむ趣味は、ダイエット効果も抜群の様子だった。
サーフィン以外にも「近所の親戚に野菜をもらいにいったり」と幅広く「ハイゼットトラック」を活用している。現代の「軽トラ」は安心安全で、その利用方法もさまざまなのだ。