日EU議員会議


日EU議連の会長として、ストラスブールで開催された日EU議員会議に参加した。
私からも日本の経済政策、TPPの動向など通商政策について説明した。日EU経済連携協定(EPA)について、ちょうど岸田外務大臣とマルムストローム欧州委員が閣僚レベルで大枠合意に達したタイミングとなった。双方の多くの参加議員から、交渉の後押しが出来た、自由貿易に対する旗を掲げることができた、といった歓迎の意が表された。そして同時に、EPAだけでなく、戦略的パートナーシップ協定(SPA)についても、重要な進展を歓迎し最終的な合意結果について議会人として注意深く監視し検討する旨の共同声明も発出することができた。
そうした成果を出すプロセスで、EUの対日交流議員団の方々(イェジェック団長(チェコ)ほか)だけでなく、タヤーニ欧州議会議長(イタリア)とも、日本とEUの共通の課題等についてしっかり意見交換し、議会同士の政治的連携をしっかり深めることができた。
日本とEUは基本的価値を共有し国際社会の平和と繁栄に主導的な役割を果たすグローバルパートナー。こうした議員間同士の積み重ねによって双方にとって大きな政治的信頼関係を築いていくことができると思う。