6月前半

今回は東京の都市の様子をお伝えしたいと思います。
丸の内1丸の内2
6月3日、東京駅前、丸の内地区の環境対策を視察しました。この地域の取り組みの特徴は、行政ではなく民間で対策が行われていること。
東京丸の内でも緑を確保し、生物の多様性を保全する取り組みが行われています。実は鳥の巣の設置も行っており、既に孵ったヒナもいるとのこと。都会の利便性と自然の潤いをいかに両立させるかは、大きな課題です。民間の方々とも協力して、引き続き、研究していきたいと思います。

東京地下丸の内地区の地下には蒸気管・冷水管が張り巡らされ、地域で冷暖房を共有しています。巨大な冷暖房設備を、地域で融通し合うことにより、大幅なエネルギーの効率化が図られているのです。また、設備・配管を地下20mに置くことで、地震の影響が地上の1/4となり、防災面でも大変優れています。先の東日本大震災のときも大きな損傷はなかったとのこと。環境面でも、防災面でも、地下を活用した地域エネルギーシステムはメリットがあります。

 

虎ノ門6月11日に虎ノ門ヒルズがオープンしました。安倍総理や舛添都知事と共に、前日のセレモニーに参加しました。

東京都は、今年3月、虎ノ門から新橋を結ぶ「マッカーサー道路」と呼ばれる環状2号線を開通させました。虎ノ門ヒルズは、建築物の中をこの環状2号線が貫通するという、新たな方式で建設されているのです。
世界中の都市がその魅力を競い合う時代です。道路を都市の再開発に活用するという、新たな都市モデルに挑戦した虎ノ門ヒルズは、東京の新しい可能性を示しています。

 

東京駅東京駅2

また、新しくなった東京駅と東京ステーションホテルも拝見しました。私は、日テレの記者時代に国鉄を担当しており、当時、東京駅前にあった国鉄本社によくお邪魔していました。東京駅は思い出の場所です。
今年は東京駅の開業100周年。駅もホテルも、外観は創建当時の面影を残しつつ、内部は機能を重視した現代的なデザインに生まれ変わりました。川端康成や内田百閒などの文豪にも愛されてきた由緒あるホテルに、私もいつか泊まってみたいと思います。

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